「社会的ジレンマ実験プログラムの開発と実践:oTreeを用いて」
【日時】2020年1月6日(月) 13:00~15:00, 15:10~17:30
※前後半に分かれており、前半パートは実際に実験プログラムを作る話で、Pythonを実行できる環境(Anacondaなど)の準備が各自必要になります。
後半はすでに作られた実験を使ったデモや簡単な使い方についての紹介となります。後半部分のみを希望の方は15時10分からお越しください。
※参加登録が必要です。下記URLからお願いします。
https://forms.gle/NE9PGm94HM2VSGky6
【場所】関西学院大学(西宮上ケ原キャン
パス)社会学部棟3F 社会心理実験準備室
【発表者】後藤晶氏(明治大学)
【概要】 社会的ジレンマ状況に関する実験は社会心理学や行動経済学の注目を浴びているトピックの一つである.一方で,実験を実施するにはプログラムの作成が大きな壁となっている.従来ではz-Tree(Fischbacher, 2007)と呼ばれる経済実験プログラムを用いることが多いが,基本的にwindows端末でなければ実験ができないなどの様々な制約条件が存在している.
しかし,昨今ではPythonのwebアプリケーションフレームワークであるdjangoをベースにしたoTree(Chen, et.al, 2016)というプログラムの開発が進められている.このプログラムのメリットは広く使われている言語の一つであるPythonに基づいてプログラムを設計できる点,さらにwebブラウザ上で実験を実施できる点にある.
今回のセミナーでは主に実験プログラムの開発と実践に着目して,実際のプログラム開発およびoTreeの操作方法について紹介する.主に対象となるのは以下の方々である.①実際に実験プログラムを作ってみたい方:実際にプログラム体験を予定している.②プログラム作成まではいかなくとも,完成しているoTreeサーバの使い方を学びたい方:公開しているサーバに触れながら,その操作方法を紹介する.③広く,インタラクションのある社会的ジレンマ研究に興味のある方.
さらに,プログラム開発と実践を通じて,これからの新たな実験研究の展開可能性について議論したい.
※実際に実験プログラムを作
りたい方は、前半パートからご参加ください。その場合、Pythonが動く環境をご自身で用意して頂く必要があります。
参加登録をされたら、上のリンクにある資料を必ずご確認ください。
セミナーは,無事盛会にて終了いたしました.後藤先生およびご参加下さった皆様,ありがとうございました.